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電気特性(低誘電率、低誘電正接)備える

デンカ、低誘電有機絶縁樹脂を上市

原材料 2025-02-13

 デンカは、次世代高速通信(Beyond5G、6G)において、電気信号の損失(伝送損失)を低減させるために素材に要求される電気特性(低誘電率、低誘電正接)を備えた低誘電有機絶縁樹脂(製品名:スネクトン)を上市した。

 各種高速通信機器の銅張積層板(CCL)向けでの販売を開始したほか、さらに完全硬化後も軟質性を有するという特性により、フレキシブル銅張積層板(FCCL)や各種層間絶縁材用途での採用検討が進んでおり、PC、スマートフォン、データセンター、携帯電話基地局、ウエアラブル端末、自動車など幅広い分野への展開が期待される。

 同社グループは2023年~2030年までの8か年を対象とした経営計画「Mission 2030」にて、「ICT&Energy」分野への注力を掲げており、「スネクトン」は通信・エネルギー分野向けの中核素材として、社会や顧客のニーズに応えていくとしている。

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