【統計】
2023年の合成ゴム、生産量16.0%減の115.8万トン
原材料 2024-03-04
合成ゴム工業会がまとめた2023年年間の合成ゴム生産量は、合計115万8,183トンで前年比16.0%減だった。
主にタイヤに使用される汎用ゴムはSBRが同10.9%減、BRが同15.5%減とともに大きく落ち込んだ。日本自動車タイヤ協会がまとめた同年のタイヤ生産量は同3.4%減。需要そのものが低調だったこと、定修の実施に加え、中国など新興国メーカーとの競争の中で、一部グレードの輸出を絞ったことも影響しているとみられる。
自動車部品等が主用途の特殊ゴムはNBRが同27.2%減、CRが同21.0%減、EPTが同29.0%減と、いずれも20%を上回る大幅なマイナスだった。同年の国内自動車生産は同14.8%増の899万8,538台と大きく回復したが、2023年以前からの回復を見込み、自動車部品や原材料で積まれていた在庫の調整に時間を要し、前年を大きく下回ったとみられる。調整は年前半が中心で、調整終了により年後半にかけて生産が復調してきた品種もみられた。またEPTは、同年3月で生産と販売を終了した住友化学の数字が抜けたことも響いた。
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