旭カーボン、ISCC PLUS認証を取得

　旭カーボンは、持続可能な製品の国際的な認証制度であるISCC PLUS認証を取得した。8月以降原料にリサイクル油を用いたカーボンブラックの生産を開始する予定。

　カーボンブラックはゴム補強、着色、導電性付与などに用いられる炭素材で、その多くは石化由来原料油を用いて製造されている。2050年のカーボンニュートラル実現に向けて石化由来製品のサプライチェーン全体におけるGHG排出量削減に貢献する（CO2削減の）取り組みが活発となり、カーボンブラックにおいてもCO2排出量を削減することが求められている。

　こうした状況の中、同社はカーボンブラック製品のサプライチェーン全体でCO2削減を目指し、原料にリサイクル油を用いたカーボンブラックの認証取得の活動を進め、ISCC PLUS認証を取得した。これにより持続可能な再生資源を使用して生産したカーボンブラックをマスバランス方式によって割り当てて販売することが可能となった。