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2025年4月竣工、建設予定額346億円

東海カーボン、タイに新工場建設

原材料 2022-09-05

 東海カーボンは、9月5日開催の臨時取締役会において、連結子会社である Thai Tokai Carbon Product(TCP 社=本社:タイ・バンコク、工場:同・シラチャ)の新工場建設を決議したと発表した。建設予定額は99億バーツ(約346億円)で、2023年7月着工、2025年4月竣工を予定している。

 TCP 社は1989 年に設立。同地で自動車用タイヤなどゴム製品の補強材として使用されるカーボンブラックの製造・販売を手掛けているが、自動車産業の拡大を背景に、近年、同地域におけるカーボンブラック需要は大幅に増加しており、今後もこのトレンドは継続する見通しとなっている。

 TCP の工場敷地は、創業当初から長期リース契約によるものだったが、このような環境下、自社所有の土地を確保し移転することで、よりサステナブルな供給体制の確立を図ることを決定した。新工場の生産能力は、現工場と同じ年産18万トンからスタートするが、最新鋭の設備を導入することで、環境負荷を軽減しつつ、生産性の向上と品質の改善を目指す。

 ■新工場概要
 ◇移転先所在地=LK Rubber Industrial City Hub 888 , Moo 2, Sam Nak Thong, Mueang Rayong District, Rayong 21100◇敷地面積 =20万2,458 平方メートル

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