シューズのソール向け等に提案
ナガセケムテックス 、3Dプリンタ用レジン(樹脂)を開発
原材料 2022-07-29
ナガセケムテックスは、細密な3Dプリントデータを再現できる専用レジン(樹脂)「RS-IAGシリーズ」を開発、3Dプリンタを使用したシューズ向けのミッドソールなどの用途として提案していく。

「RS-IAGシリーズ」
3Dプリンタを使用したシューズ製造では、ソール部の設計自由度向上や少量多品種への対応、それに伴う廃棄物の減少が利点とされる一方で、材料の耐久性が課題とされてきた。
今回開発された「RS-IAG」は、細密なデザインが可能な光造形3Dプリンタ用レジンで、同社の合成・配合技術で卓越したレベルの強靭・高反発性を実現している。強度を保ちつつ軽量化できる複雑な枝分かれの“ラティス構造”を再現することで、シューズの性能を引き出す設計が可能。透明なベース材料のため、各種クリアカラーに仕上げることもできるなど、意匠性にも優れている。

「RS-LAGシリーズを使用したスポーツシューズ試作品」

「RS-IAG」は用途や使用プリンタに合わせた性能カスタマイズも可能で、同社では「お客様とともに共同開発していく」考えだ。