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4月1日出荷分からキロ30円以上

カネカ、塩化ビニル樹脂を値上げ

原材料 2022-03-17

 カネカは3月14日、汎用塩化ビニル樹脂のほか、塩化ビニルペースト樹脂を含む特殊塩化ビニル樹脂のすべての品種の販売価格を4月1日出荷分からキログラム当たり30円以上値上げすると発表した。

 今回の値上げについて同社では、「2021年に3度にわたり価格改定を実施したが、その後も続く石化燃料価格の上昇に加え、ウクライナ情勢の悪化に伴って、石油化学製品の基礎原料となるナフサの国際価格は急騰している。またこれらの影響を受け、ユーティリティ費用や物流費用の上昇も続いている。当社はコスト圧縮など事業収益の改善に務めてきたが、自助努力では限界に達しており、価格改定が必要と判断した」としている。

 なお同社では、不透明な国際情勢を背景にナフサ価格が急騰を続けた場合は、追加の価格改定の実施も検討するとしている。

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