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2022年3月期第3四半期業績

東ソー、売上高、利益ともに過去最高

原材料 2022-02-03

 東ソーの2022年3月期第3四半期(2021年4~12月)業績は、売上高が6,694億6,800万円で前年同期比29.6%増、営業利益が1,068億8,400万円で同111.2%増、経常利益が1,149億2,300万円で同124.2%増、純利益が774億2,000万円で同124.5%増だった。売上高、利益ともに第3四半期として過去最高。

 石油化学事業は1,353億1,600万円で同48.7%増、営業利益が127億1,500万円で同331.9%増。営業利益は前期に比べ98億円の増益で、そのうち数量差で32億円の増益。クロロプレンゴム(CR)、ポリエチレン樹脂、クロロスルフォン化ポリエチレン(CSM)といったポリマー製品の販売増が寄与した。

 通期業績予想を修正
 同社は、2022年3月期通期業績予想の修正を発表した。クロル・アルカリ事業における主要製品の海外市況が想定より高水準で推移したことが主要因。

 ■2022年3月期通期業績予想
 ◇売上高=9,100億円(前回予想8,900億円、増減率2.2%増)◇営業利益=1,360億円(同1,160億円、同17.2%増)◇経常利益=1,450億円(同1,210億円、同19.8%増)◇純利益=960億円(同800億円、同20.0%増)

 営業利益の増加分200億円のうち、クロル・アルカリ事業が140億円、石油化学事業が10億円、機能商品事業が50億円。石油化学事業の増加分はCRの値上げなどが寄与する。

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