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2021年12月期第2四半期業績

東海カーボン、カーボンブラックは増収増益

会員限定 原材料 2021-08-11

 東海カーボンの2021年12月期第2四半期(1~6月)業績は売上高が1,173億8,000万円で前年同期比25.2%増、営業利益が109億4,500万円で同88.1%増、経常利益が106億4,600万円で同106.2%増、純利益が57億800万円で同164.4%増だった。

 カーボンブラック事業は売上高が462億6,400万円で同41.8%増、営業利益が43億5,300万円(前年同期は1億800万円の損失)。米国南部で発生した寒波により米国生産拠点の販売量が一時低下したものの、中国の自動車生産の急回復や世界的なタイヤ、自動車部品産業の需要回復により、全生産拠点で販売量は増加した。また、営業利益については稼働率の上昇に伴う原価率の改善、原料油価格の上昇に伴う売価の調整等により増加。営業利益は数量で38億2,300万円、マージンで1億9,800万円、為替で1億9,300万円、その他で2億4,800万円増加した。「販売数量は第1四半期、第2四半期ともに17万トンの合計34万トンで、前年同期に比べ8.3万トンの増加となった。通年では、ほぼ新型コロナウイルス前の2019年レベルの出荷に戻るとみている。売価についてはフォーミュラ分の転嫁は実施ができているが、米国に限っては指標としているフォーミュラ外で付加された重油不足に伴うプレミアム分については、完全に転嫁できていない部分がある。また2月の米国の寒波の影響で、米国の一部の工場で不良率が上昇しており、下期の営業利益に一部影響を与える」(東海カーボン)。
 

通期業績予想を上方修正

 同社は2021年12月期通期業績予想を上方修正した。カーボンブラック等の対面業界である自動車・タイヤ産業、半導体製造装置産業の需要回復により、販売量増加などが見込まれるため。カーボンブラック事業の下期は上期比で増収減益となるが、「米国で行っている環境投資における鋼材価格の上昇や追加工事によって、減価償却負担が当初より大きくなっている。この部分のユーザーへの転嫁については来年以降になる見通しだ。また、米国一部工場での不良率の悪化による原価増も利益減の一因となっている」(同)。

 ■2021年12月期通期業績予想
 ◇売上高=2,509億円(前回予想2,279億円、増減率10.1%増)◇営業利益=236億円(同181億円、同30.4%増)◇経常利益=226億円(同169億円、同33.7%増)◇純利益=120億円(同89億円、同34.8%増)

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