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2022年3月期第1四半期業績

デンカ、クロロプレンゴムの販売数量は増加

原材料 2021-08-06

 デンカの2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)業績は、売上高が867億2,700万円で前年同期比13.8%増、営業利益が77億4,800万円で同76.0%増、経常利益が75億2,100万円で同50.1%増、純利益が61億5,600万円で同46.9%増となった。

 セグメント別のうち、エラストマー・インフラソリューション部門は売上高が245億5,400万円で同24.0%増、営業利益が5,200万円で同78.9%減。クロロプレンゴムは、前期は新型コロナウイルス感染拡大による世界経済低迷の影響を受けたが、自動車など関連産業の生産活動再開を背景に回復へと転じており、販売数量は増加。一方、デンカ・パフォーマンス・エラストマーでの寒波による稼働減や原材料価格上昇により利益は前年同期並みとなった。

 第2四半期業績を上方修正

 同社は2022年3月期第2四半期業績予想の上方修正を発表した。足元の原材料価格は期初予想の前提を上回る水準で推移している一方、半導体関連製品などのスペシャリティー製品の販売が好調であることに加え、新型コロナ抗原迅速診断キットの販売価格が当初想定を上回る見通しであることから、前回予想を見直した。

 ■2022年3月期第2四半期業績予想
 ◇売上高=1,850億円(前回予想1,750億円、増減率5.7%増)◇営業利益=220億円(同190億円、同15.8%増)◇経常利益=200億円(同170億円、同17.6%増)◇純利益=150億円(同130億円、同15.4%増)

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