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【特集】CMB

埼光ゴム、下期からは回復傾向に

原材料 2017-01-24

 埼光ゴムの最近の状況は、昨年上期までは量的には低調に推移した。下期に入り、需要回復を受け生産量は増加に転じ現在は若干プラス基調にある。同社は変動する需要環境に的確に対応するため、親会社加藤産商と連携してニーズに的確に対応する小回りの効く営業活動で、受注獲得に繋げている。

 同社のアピールポイントが高度な技術開発力で、特にCRやフッ素ゴム練りなど特殊物の受注が増えている。

 特殊練りの主力拠点として設立されたのが越谷工場(埼玉県越谷市)で、本社として各拠点をコントロールするマザープラントとなっている。

 メイン生産拠点が栗橋工場(茨城県猿島郡霞町)で、黒物やフッ素ゴム練りを行っている。設備は150L、55L、20Lニーダー各1基、DC変速モーター付16インチロール1基などの黒物用に加え、フッ素ゴム用16・18インチロール各2基のほか、SPM150型1基・リボン出し機1基、250φストレーナー1基などを駆使しニーダーによるダンプ後、冷却から定寸でのシーティングまでの自動化を図っている。

 さらに色物専用として嬬恋工場(群馬県吾妻郡嬬恋村)、黒物及びリボン加工の鹿沼工場(栃木県鹿沼市)、海外拠点で黒物のマレーシア工場がある。 嬬恋工場は、75Lニーダー1基・ミキシングロール1基・SPM75型1基・バッチオフマシン1基などがある。同工場もニーダーからのダンプ後、冷却から定寸でのシーティングまで自動化している。また鹿沼工場はリボン出し機器を有しており、より高度なニーズに対応している。マレーシア工場は、75L・55Lニーダー各1基、ミキシングロール1基、バッチオフマシン1基などで、東南アジア地域主体に日系企業などからのオーダーに対応している。

 埼光ゴムの生産工程は、顧客との綿密な打合せにより、指定配合や顧客製品規格に沿ったコンパウンド配合立案が決定される。これに基づき試作され、テスト練りにより要求物性が得られるか確認される。テストに合格後、量産体制に移行する。量産体制時も、特にフッ素練りなどを実施している栗橋工場では、CPU管理による自動計量を採用している。混練工程に関しては、一部の特殊品を除き冷却効率が良くスコーチの危険性が低く、しかも分散性にも優れる加圧ニーダーで実施している。

 さらに梱包工程は、栗橋及び嬬恋工場ではSPM(シートプレフォーミングマシン)により、ニーダーからのダンプ後冷却から定寸でのシーティングまで自動化している。梱包後も厳密な規格での各種試験を実施し、品質管理には万全を期しているほか、顧客指定の方法での検査にも対応している。

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