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【特集】CMB

【インタビュー】ゼオンポリミクス新社長 佐屋利明氏

原材料 2016-12-09


 ゼオンポリミクス社長に6月20日付で就任した佐屋利明氏に、状況などを聞いた。

 ―就任して半年近く経過した感想は。
 若い頃に日本ゼオンの研究所でポリマー開発や、テスト設備で練りも経験してきました。しかし現場で大型バンバリーなどが稼働すると迫力を感じますし、湿度や温度など微妙な周囲の環境が影響するのでゴムは生モノだと改めて痛感しました。

 このためなるべく工場に入り、肌で現場を感じるようにしています。現場や社内を歩く際に、身長が188cmと高く頭をたまにぶつけるのが難点ですが…。中学から大学までバレーボールをやっており、フットワークは良い方だと思います。現場に入ることによって、従業員とのコミュニケーションも深められ、一層風通しの良い企業体制の構築にも役立っています。

 ―抱負などは。
 就任して間もないこともありますが、山本誠前社長(現取締役相談役)の築いた現在の路線を継承し、「高品質企業を目指そう」を引き続きスローガンに掲げ取り組んでいます。これに基づき製品品質や会社品質でCMB業界№1企業を目指す企業指針を策定し実践しています。具体的な施策として①高い製品品質(クレームゼロ)は、操業の安定・安全で達成させる②高い会社品質(QEMS、CSR)は継続的改善で達成させる、を挙げ実施しています。

 さらに戦略として、①設備保全と生産技術強化により作業現場の力量向上を支援し、安定・安全な生産を確立する②CM生産技術の改革・改善に取り組み、生産性向上による原価低減と環境負荷低減を達成する③CM技術基地を目指し、世界に通用するリーダー育成とグループ企業への支援強化を行う、を重点課題に定めています。 

 これに基づき、無事故・無災害と労働環境整備が工程異常やクレーム削減に必要不可欠という観点から、「粉の舞わない工場作り」をスローガンに、一層働き易い職場環境整備を行っています。これらに私独自の施策も織り交ぜて、会社発展に結び付けていければと考えています。

 ―海外などグループ企業との連携は。
 大津を、国内及びZAP(タイ)とZPG(広州)、SZ(上海)の海外拠点へ技術支援を行うマザープラントとして位置付け、人材派遣や技術的支援などを行っています。一環として海外3拠点駐在の生産管理技術者や現地スタッフと、大津の生産管理技術者を交えた「CM技術担当者会議」を定期的に実施しています。

 第7回目の会議を11月29―30日に大津で開催し、品質保証体制を主題に徹底的に議論しました。さらに大津では、QCサークル活動の“Z∑サークル活動”も行っています。これにより、従業員教育の計画的実施や技術支援活動などグループ支援が一層推進され、弱点を洗い出すことで世界に通用するCMB企業としての体制構築や人材育成に取り組んでいます。

 なお当社のQCサークル代表の2サークルが11月9―10日に、日本ゼオン高岡工場で行われた「第15回オールゼオンZ∑サークル大会」に参加しました。初参加の前回は審査員特別賞を受賞しました。

 ―生産状況は。
 10、11月は自動車関連と見られる需要が入り、微増での推移です。いずれにしろ、需要や顧客要求に的確に合致した体制構築に全力で取り組みます。

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