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19年9月期第1四半期業績

三洋貿易、化成品は増収減益

原材料 2019-02-07

 三洋貿易が2月7日に発表した19年9月期第1四半期業績は、売上高が224億9,400万円で前年同期比18.2%増、営業利益が17億9,300万円で同35.8%増、経常利益が18億2,100万円で同29.7%増、純利益が11億9,700万円で同30.3%増となった。

 化成品は売上高が83億1,600万円で同7.1%増、営業利益が5億1,300万円で同6.1%減。ゴム関連商品は、主力の自動車・家電・情報機器関連向け合成ゴムや副資材などは堅調だったが、一部輸入品の低迷により、全体では低調。化学品関連商品は、染料、畜産関連、接着剤および関連機器やアジア向け輸出関連が好調で、米国・台湾向けの半導体関連商材などの販売も大きく伸長した。しかし、中国での環境規制に起因して、主力の塗料・インク関連と高付加価値添加剤、フィルム関連が低迷し、全体としては低調だった。

 海外現地法人は売上高が56億1,200万円で同21.5%増、営業利益が2億9,200万円で同89.8%増。Sanyo Corporation of Americaは、自動車部材が低調で売上高は減少したが、販管費の減少などにより利益面では前年同期を上回った。三洋物産貿易(上海)はゴム・化学品関連商品は低調だったが、自動車部材が堅調、販管費の大幅な減少もあり好調だった。Sanyo Ttading Asia(タイ)はゴム関連商品および自動車部材が好調。Sanyo Trading(ベトナム)は、化学品関連の不振や事務所移転による経費増などにより減益となった。また、新たに連結の範囲に含めたSun Phoenix Mexicoの業績も寄与し、全体では増収増益となった。

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