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17年12月期業績

クラレ、利益は過去最高更新

原材料 2018-02-14

会見する伊藤社長


 クラレが2月14日に発表した17年12月期業績は、売上高が5,184億4,200万円で前期比6.9%増、営業利益が751億1,700万円で同10.7%増、経常利益が729億9,800万円で同10.3%増、当期純利益が536億100万円で同32.7%増となり、利益はいずれも過去最高を更新した。

 イソプレン事業は、売上高が563億6,600万円で同10.3%増、営業利益が83億5,000万円で同20.4%増。熱可塑性エラストマー「セプトン」、液状ゴムともに数量が伸びた。

 新中計を発表
 また同日には、新たな中期経営計画「PROUD2020」を発表した。最終年度である2020年度に売上高6,500億円、営業利益900億円、営業利益率14%、当期純利益620億円を目指す。

 イソプレン事業の20年度目標は、売上高710億円、営業利益100億円。中計期間中には、エラストマー年1万6,000トン、ジェネスタ同1万3000トンの生産能力を予定するタイの新プラントのほか、液状ゴムでの生産能力増強を判断する。同日会見した伊藤正明社長は「タイの新工場は合弁契約が間もなくクロージングする。2021年の終わり頃には稼働するだろう。液状ゴムについては、場所を含め中計期間中に判断する」と語った。

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