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業界初カーボンニュートラルに対応

伊自転車タイヤのヴィットリア、2022年末にタイに新工場建設へ

海外NEWS 2021-11-04

 ヴィットリア・グループは、タイに最先端の自転車タイヤの新工場を建設すると発表した。

自転車タイヤ業界初のカーボンニュートラルな工場となる



 同グループでは、1988年にLion Tires Thailand(LTT) の名称でバンコク初の工場が開設されてから、グループ製品製造を担う拠点に約2,000万米ドルを投資してきた。今回は、LTT本部近くバーンプー工業団地の敷地、3万6,000平方メートルを5万2,000平方メートルへ拡大。1万6,000平方メートルの建屋には、生産設備だけでなく、研究・試験施設も備える予定。

 2022年末までに操業し、約400人のスタッフを雇用する予定。これまでも、グラフェン・コンパウンドの生産・研究、4種のコンパウンドをひとつの自転車タイヤトレッドへ4色押出成形できるなど定評があったが、新工場建設により今後数年間で世界生産ボリュームを倍増させる方針だ。

 新工場では持続可能性にも配慮している。ソーラーパネル、インテリジェント空調、バイオ&リサイクル材料などの使用により、自転車用タイヤ業界で最初のカーボンニュートラルな工場となる。

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