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極寒の競技環境下で選手の凍傷防止に貢献

住友理工、薄膜高断熱材「ファインシュライト」が トヨタの競技用チェアスキーに採用

工業用品 New! 2026-03-04

 住友理工は、トヨタ自動車が開発した競技用チェアスキーに、「薄膜高断熱材:ファインシュライト」が採用された。

 チェアスキーは、座位カテゴリーの選手が使用するもので、1本のスキー板の上にシートが取り付けられている。シートとスキー板の間には、人間の膝と同じようにクッションの役割を担うフレームと、激しい滑走中でも脚が動かないように固定するカウルが取り付けられているが。選手がシューズなどを履かず下半身をカウル内に入れた状態で滑走するため、特に下半身が冷気にさらされやすく、マイナス30℃の厳しい環境下において選手の凍傷を防止する観点から、カウルの内側に断熱材が必要となっている。

 そこで、1.0ミリ以下でも高い断熱性能を持ちながらも柔らかく軽量である特長を持つファインシュライトが、選手の動作性や安全性を損なうことなく断熱性能を確保できる点も評価され、採用された。

 ファインシュライトは、航空宇宙産業でも使用される高断熱フィラー「シリカエアロゲル」を応用した製品。シリカエアロゲルは非常に高い断熱性能を有する一方、極めて低比重で疎水性が高いため、塗料化が難しいとされてきた。同社は長年培った高分子材料技術を駆使し、塗料化に成功。現在は、フードデリバリーなどの定温保管・輸送に貢献する製品や、脱炭素に向けた工場設備にも活用されており、顧客の熱マネジメントに関する課題解決に寄与している。

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