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グループ初、ラベル台紙の資源循環の取り組みを開始

住友ゴム工業、ゴルフクラブ製造工程で発生するラベル台紙を段ボールに

工業用品 2025-11-28

 住友ゴム工業は、グループ初の取り組みとして、関連会社であるダンロップゴルフクラブで発生するラベル台紙のマテリアルリサイクルを12月1日から開始する。

ゴルフクラブ製造工程で発生するラベル台紙


 今回の取り組みでは、ラベル循環協会(J-ECOL)と連携し、従来は焼却処理されていたラベル台紙を段ボール原材料の一部(中芯原紙)として再資源化する。これにより、CO2排出量削減と資源循環の両立を目指す。

 ラベル台紙を有効な資源として再利用することで、ラベル台紙の焼却処理時に発生する年間8.3トンのCO2排出量を削減できる見込み。また、従来の段ボール製造と比べて年間34.3トンのCO2排出量削減が見込まれる。

 ラベル台紙とは、ラベルやシールを剥がした後に残る紙で、焼却処理やサーマルリサイクルが主流となっている。背景には、シリコーンやポリエチレンが付着しているため、製紙原料として扱うことが難しく、リサイクルに適さない「禁忌品」として認識されてきたことがある。また、適切な回収・処理を行うサプライチェーンの仕組みを構築することが困難となっていた。

 同社グループの国内タイヤ工場とゴルフクラブ工場では商品表示ラベルや製品管理ラベルなど年間約116トンのラベル台紙が発生しており、ダンロップゴルフクラブでは、クラブの完成品に貼るラベルなどにより約35トンが発生している。

 今回、J-ECOLの支援により、単独企業では困難だったマテリアルリサイクルの商流を確立。ラベル台紙は工場内で適切に分別され、古紙問屋によって回収される。その後、再生紙の原料としてリサイクルされ、最終的には段ボールの一部(中芯原紙)へと生まれ変わる。

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