ダイヤゴム、化学防護手袋の選定を補助するアプリ「ホゴスル」を開発

　ダイヤゴムは化学防護手袋の選定を補助する検索ツール「ホゴスル」（https://hogosuru.dailove.com/）を提供している。同ツールは、薬品名やCAS番号（化学物質の識別番号）を入力するだけで、その化学物質に対して耐透過性を持つ化学防護手袋を簡単に検索できるもの。2024年6月の化学防護手袋の着用義務化に先駆け、同社が2022年に開発、リリースした。

　化学防護手袋の選定には、購入を検討する製品が“対策したい薬品に対して耐透過性を持っているかどうか”を把握する必要がある。しかし、中には製品説明欄に該当する化学物質の記載がない場合もあり、ユーザーのみでの選定は難易度が高い。

　化学防護手袋の選定を補助する検索ツール「ホゴスル」は、こうした課題に対応する。同ツールはスマホ・PC両方で利用ができ、利用登録も無料。使用感についても、ユーザーからは「操作が簡単」、「検索結果がすぐ出てくるのでストレスが少ない」と、「ポジティブな声が多い。現在は約3,000社が利用登録をしている」（ダイヤゴム）という。

　同社は従来から化学防護手袋の製造を手掛けている。試験設備も自社で備えているため、迅速なデータ提供とこまめな情報更新が可能な体制を整えていることが強みだ。継続的なデータの拡充により、2025年9月時点のデータ数は1万を超えている。

　一方で、「中には検索できない薬品もまだ存在する。その場合は直接の問い合わせにも対応する」（同）とし、ホゴスルと直接対応の両輪でユーザーの適切な製品選定を補助していく考えだ。