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船舶、港湾設備での販売拡大を狙う

横浜ゴム、海外販売用高圧ホースが船級認証を取得

工業用品 2017-06-09

「SAE100R1S」「SAE100R2S」

 
 横浜ゴムは6月9日、海外販売用高圧ホース「SAE100R1S」「SAE100R2S」の2品種で、DNV GL(ノルウェー・ドイツ船級協会)の船級認証を今年、取得したと発表した。

 高圧ホースは建設機械、産業機械、船舶や港湾設備向けの油圧機器用に幅広く使用されている。このうち、船舶や港湾設備で使用される高圧ホースは、各国または国際的な船級協会の認証を取得する必要がある。このため、すでに米国のSAE規格、欧州のEN規格適合品として建設機械、産業機械向けを中心に海外販売を行っている「SAE100R1S」「SAE100R2S」についても、さらなる市場拡大を狙いDNV GLの船級認証を取得したもの。

 また今年、海外販売を開始した高圧ホース「Versatran(バーサトラン)」についても、近くDNV GLの船級認証を取得する計画で、より一層海外販売を強化する方針。

 同社は、日本においても船舶や港湾設備向け高圧ホースの販売を強化している。すでに国内向け主力製品である「LEVEX(NWP)」「オムニバール(OMB)」は、ともにDNV GL、NK(日本海事協会)、ABS(アメリカ船級協会)などの船級認証を取得しているほか、船舶、港湾設備での使用に特化した高圧ホースとして「RS210」「RS280」をそれぞれ2014年8月、2016年7月に発売している。

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