PAGE TOP

食品工場での殺菌・洗浄工程に使用可能

ショーワグローブ、使いきりタイプのニトリルゴム製化学防護手袋を発売

工業用品 2025-02-21

 ショーワグローブは、JIS T 8116(化学物質の透過および、または透過の防止を目的として使用する手袋について規定している規格)に準拠し、食品衛生法に適合した使いきりタイプのニトリルゴム製化学防護手袋「No.893 ニトリスト・CF 100枚入」を2月に発売する。

 同商品は、低濃度の酸性・アルカリ性の薬品の透過を防ぎ、経皮吸収のリスクから作業者を保護。薄く手にぴったりフィットするため、細かな作業に適している。また、ぬぎはめしやすいよう、手袋内面にクロリネーション加工を施している。ラテックスアレルギーの元となるタンパク質を含まない。

 食品工場での殺菌・洗浄工程では、次亜塩素酸や水酸化ナトリウムなどの化学物質が広く利用されている。 これらの化学物質は、皮膚に直接触れると炎症やアレルギーを引き起こす可能性があり、作業者の安全確保が必須となっている。同時に、食品衛生法の観点から食品に直接触れる作業には食品衛生法適合品の使用が求められている。

 同社では、これらのニーズに対応するため、JIS T 8116に準拠した化学防護手袋でありながら、食品衛生法にも適合した同商品を発売した。

 また、2022年5月31日に「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(令和4年厚生労働省令第91号)」が公布および施行され、2024年4月1日から、健康障害を起こす恐れのあることが明らかな物質を製造、または取り扱う業務に従事する労働者の化学防護手袋の着用が義務化され、日本国内で化学防護手袋の需要が大きく拡大している。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物