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カーボンニュートラル実現に向けた再エネ利用を拡大

豊田合成、北米で再エネの長期調達契約を締結

工業用品 2025-01-07

 豊田合成の米州統括会社である豊田合成ノースアメリカ(TGNA)は、北米における使用電力の再生可能エネルギー(再エネ)への転換を進めるため、再エネの調達契約をユーラスエナジーホールディングスの米国グループ会社と締結した。


 TGNAは、今回の契約で、テキサス州の風力発電所で創出される予定の年間100ギガワット時の追加性を有する再エネ証書を10年間にわたって購入し、再エネの利用を拡大。これによるCO2削減効果は年間約4万トンを見込んでおり、同社グループでCO2排出量が最多の米州で2割以上(2023年度比)の削減に繋げる。

 豊田合成は、自社の生産活動などで発生するCO2排出量(スコープ1・2)について、カーボンニュートラル実現時期の2030年への前倒しを宣言(2023年)し、「生産技術革新と日常改善による省エネ」と「電力の再エネへの転換」を加速させている。

 再エネへの転換については、再エネ証書の調達のほかに、自社での太陽光発電やグリーン電力の活用なども進めている。

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