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「国際物流総合展2024」に出展

ハバジット日本、ローラコンベヤ用ベルトに注力

工業用品 2024-09-25

 樹脂ベルトの2大需要分野の一つである物流業界向けの製品提案にベルトメーカー各社が力を入れている。9月10~13日東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展」にハバジット日本が出展し、各種の物流向け製品をピーアールした。

ブース前面で展示した「ローラベルト」


 今回メイン展示したのが注力製品の「ローラベルト」。ローラコンベヤで問題となっていた①小物製品の落下や、ローラへの噛み込みなどのソーティング不良②ローラでの搬送時に発生する振動による搬送物へのダメージ・破損――などを解消できる製品で、伸縮性に優れるため既設のローラコンベヤに簡易に後付け装着できる。

 「大手物流企業では、こうしたローラコンベヤ用ベルトが採用され始めているが、中小物流業者にはまだほとんど採用されていない。今後、大きな需要が見込める製品として注力展開していく。来場者の関心も高く手応えを感じている」(ハバジット日本)

 そのほか急傾斜搬送用ベルト「HAL-12E」や冷凍倉庫用ベルト「WVT-143」、立体倉庫の昇降機用タイミングベルト「HabaSYNC」、簡易エンドレス加工「フルカバーレーシング加工」などを展示した。

 「HAL-12E」は、ベルトの表面カバーにEPDMを採用することでグリップ力を高めている。

 「WVT-143」は、低温環境でも弾力性を保持する高品質シリコンカバーを採用することでマイナス30度の低温でも搬送可能。シリコンカバーに適した織布を心体に採用し、独自技術で一体成型しているため、低温環境でもエンドレス部の剥がれなどベルト破損や劣化がしにくい。

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