PAGE TOP

26年稼働、セーフティシステム製品等を生産へ

豊田合成、インド南部に新工場を建設

工業用品 2024-09-19

 豊田合成は、インドカルナタカ州ハロハリにセーフティシステム製品・内外装部品の工場を新設する。投資額は約20億5,000万ルピー(約35億円)で、2026年1月の生産開始予定。工場新設により、インドにおける自動車生産の拡大に対応する。

 新工場は土地面積が約4万㎡、建屋面積が約1万8,000㎡。2027年には約580人の従業員を予定している。主要な顧客である日系カーメーカーの生産能力拡大に伴い、需要が伸びるエアバッグやハンドルなどのセーフティシステム製品とコンソールボックスなどの内外装部品を生産する。

 効率的なモノづくりを追求するため、協働ロボットとからくり技術を組み合わせて投資コストを抑制しつつ自動化を実現する「賢い自動化工程」や、省エネ効果の高い生産設備などを導入する。また、インドの既存工場であるテクノパーク工場にも、バンパー、インストルメントパネルなどの内外装部品の生産設備を増設し、インド南部で最適な生産体制を構築する。

 インドは、自動車市場の急速な発展に伴う交通死亡事故増加を背景に、同社の主力製品であるエアバッグの需要が拡大している。同社は、インドを重点市場と位置付け、今後も開発・生産体制を整える方針。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物