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「国際物流総合展2024」に出展

ニッタ、「Belt On Roller(BOR)用搬送ベルト」からカーブ用が登場

工業用品 2024-09-18

 ニッタは9月10~13日の4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「国際物流総合展2024」に出展した。ローラーコンベヤにベルトを被せて使用する「Belt On Roller(BOR)用搬送ベルト」や、マイナス30度の環境で使用可能な搬送ベルト、その他、物流のさまざまな用途に対応した各種ベルトを展示した。

カーブローラーコンベヤ用ベルト


 今回、「BOR用ベルト」から、カーブコンベヤに運用できる「カーブローラーコンベヤ用ベルト」を新製品として紹介。同製品は、テーパーローラーカーブコンベヤに取り付けて使用する。近年、包装形態の増加により、搬送物がローラー上で跳ねる・重なる、またローラーの間に挟まる・落下などのトラブルが増加。その防止に寄与する。「ベルト自体に伸縮性があるため、軸間固定でテンション機構がない既存設備のローラーコンベヤにそのまま取り付けが可能で、コストパフォーマンスも良い」(ニッタ)。

マイナス30度でも機能を維持する搬送ベルトも出展

 また、マイナス30度でも機能を損なわない搬送ベルトを展示。従来のベルトは、低温で硬くなり、破損するリスクがあった。しかし、同ベルトは低温でも柔軟性を維持できる。

マイナス30度でも機能するベルト(手前)


 マイナス30度下で保管・搬送される商品には、魚介・畜肉、冷凍食品、アイスクリーム、パン生地といった冷凍食品が挙げられ、「食品関連の低温倉庫での使用等、新しい用途が期待できる」(同)。ただ、国内市場ではまだ低温倉庫向けの機器が少ない。そのため、同社は同ベルトを先行紹介し、将来的な需要に対応していきたい考えだ。

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