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海外ベルト事業は減収増益

三ツ星ベルト17年3月期、国内ベルト事業は増収減益

工業用品 2017-05-19

 三ツ星ベルトが5月12日に発表した17年3月期業績は、売上高が663億9,600万円で前期比1.0%減、営業利益が82億7,800万円で同8.5%増、経常利益が84億8,700万円で同9.0%増、当期純利益が66億6,300万円で同17.1%増となった。

 国内ベルト事業は売上高が269億800万円で同1.4%増、営業利益が65億8,400万円で同3.4%減。自動車用ベルトは新機種への採用などで前期並みに推移。補修用はバス・トラック向けの需要が増加したことで全体では増加。OA機器用ベルトは中国市場向け機種の減少の影響などから減収となったが、一般産業用ベルトは射出成形機向け大型タイミングベルトの拡販などにより、売上高が増加した。また搬送ベルトは食品業界に加え、空港や物流センターなど物流用途向けも好調で、増収となった。

 海外ベルト事業は売上高が294億9,900万円で同4.5%減、営業利益が33億7,700万円で同19.8%増。米国は、一般産業用ベルトが農業機械用を中心に増加し増収。欧州は、自動車用ベルトで組み込みライン用の売り上げが増加し微増。アジアは、自動車用ベルトが中国、東南アジアを中心に好調に推移、一般産業用ベルトも中国、タイで農業機械向けの売上高が増加した。

 建設資材事業は売上高が53億4,500万円で同3.5%増、営業利益が4億5,000万円で同121.2%増。建築部門は減収となったが、土木部門は廃棄物処理場関連の工事物件や遮水シートの販売が好調に推移し、全体では増収となった。

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