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5月8~10日、インテックス大阪で

入間川ゴム、「高機能プラスチック展 大阪」に初出展

工業用品 2024-04-26

 入間川ゴムは5月8~10日にインテックス大阪(大阪府大阪市)で開催される「高機能プラスチック展 大阪」に出展する。同社が関西の展示会に出展するのは今回が初めて。

 同社では関西の営業展開を強化しており、同展の出展はその一環となる。「関東に比べ知名度が低いIRUMAブランドを改めて関西でアピールする。それにより、ゴムシートの新規案件だけでなく、成形品を含めた他品種の可能性も探っていきたい」(入間川ゴム)考え。

 展示会では特定ユーザー向けに実績のある「ダイヤフラムシート」や、開発中の「耐熱用耐油性ゴムシート アクリルゴム」、「抗菌・抗ウイルス性ゴムEK-5000」などの高機能品を出品する。ダイヤフラムはその開閉により、流体の流れをコントロールする重要な部品。一般的なものは新規もしくは仕様変更の際に高価な成形金型が必要になるが、ダイヤフラムシートは平面であるため、ストロークに制限があるものの、加工により希望の形状に製作できることが特長。同社では減圧弁において長年の実績あり、用途に応じて最適なゴムおよび基布の組み合わせも提案できる。

 「耐熱用耐油性ゴムシート」のアクリルゴムはフッ素ゴムほどではないが、耐熱性に優れ、フッ素ゴムよりもコストが安価という特長を備える。それを活かし、フッ素ゴムではオーバースペックになっている用途で代替需要の取り込みを図る。現在ホームぺージでの要望を募っているが、「最近は異業種からの問い合わせが減少気味。今回の展示会で案件が増えることを期待している」(同)。

 「抗菌・抗ウイルス性ゴム」は、エチレン・プロピレンゴムが主原料で、黄色ブドウ球菌や大腸菌、インフルエンザウイルスの繁殖を抑制する。食品衛生法厚生労働省告示第370号にも適合し、食品業界用途にも活用可能な製品。

 これら機能品を中心に既存品も出品し、同社の技術開発力を関西の地で訴求する。

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