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ソフトロボットハンドの新型のプロトタイプを紹介

ブリヂストン、FOOMA JAPANに初出展

工業用品 2023-05-31

 ブリヂストンの社内ベンチャーであるソフトロボティクス ベンチャーズは、6月6~9日の4日間、東京ビックサイト(東京都江東区)で開催されるアジア最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2023」に初出展する。

 今回の「FOOMA JAPAN」では、ソフトロボットハンドの新型のプロトタイプによるデモンストレーションや体験型の展示を通じて、「食」を支えるソフトロボティクスの可能性を訴求する。

 同社は、タイヤやホースの開発・生産におけるノウハウを活用したゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)を用いて、ゴムの力を活かしヒトと協働することができる柔らかいロボットで「安心・安全なヒト・モノの移動と動き」、さらに人々の生活を支えるソフトロボティクス事業に挑戦している。

 ゴム人工筋肉の柔軟性、耐衝撃性、軽量・高出力といった特徴を活かし、ロボットの「指」となる部分にゴム人工筋肉を搭載したソフトロボットハンドを用いて、物流現場でのピースピッキングなど現在ヒトに頼っているさまざまな作業の自動化の実現を目指している。

 今回の出展ブースでは、国際的なフードアーティストの諏訪綾子氏と協働し、「『つかめる』から『つなげる』」をテーマに、「食」を支えるブリヂストンのソフトロボティクスの可能性を紹介する。

 ブース内では、「たなごころ(掌)」をコンセプトに新たに開発したソフトロボットハンドのプロトタイプとAIソフトウェアを組み合わせたピースピッキングロボットシステムが、「食」をイメージした柔らかいモノを「いい感じ」につかみ定位置へ届ける一連の動作のデモンストレーションを紹介する。また、来場者がソフトロボットハンドと直接触れ合う体験を通じて、ソフトロボティクスの無限の可能性を体感できるエリアも用意している。

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