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約22億円投資、2024年9月稼働予定

豊田合成、インド・ニムラナ工場のエアバッグ生産能力増強

工業用品 2023-02-10

 豊田合成は、インドにおける安全規制の強化を背景とするエアバッグの需要拡大に対応するため、豊田合成ミンダインディアの本社(ニムラナ工場)の生産能力を増強する。

ニムラナ工場


 増強では約22億円を投資し、建屋面積を現在の約2万1,000平方メートルから約3万5,000平方メートルに拡張。2024年9月からの稼働を予定している。

 インドでは従来から車両搭載が増えていた前面衝突に対応したエアバッグ(運転席用エアバッグ・助手席用エアバッグ)に加え、今後は側面衝突対応エアバッグ(サイドエアバッグ・カーテンエアバッグ)の装着が進展すると見込まれている。これに伴う需要拡大に対応するため、ニムラナ工場を拡張し、エアバッグの生産設備を導入する。

 豊田合成では自動車生産が伸びるインドを重点市場と位置付けており、同国における主要ユーザーであるスズキやトヨタが所在する北部、西部、南部を中心に、最適な生産・開発体制の構築を進めてきた。今後も主力製品であるエアバッグを中心に、ユーザーの調達ニーズに柔軟・迅速に対応することで事業成長を図る。

 ■豊田合成ミンダインディア(ニムラナ工場)の概要
 ◇設立=2008年4月◇所在地=インド・ラジャスタン州ニムラナ◇土地面積=約7万8,000平方メートル◇生産品目=セーフティシステム製品(各種エアバッグ・ハンドルなど)、ウェザストリップ製品◇従業員数=約1,100人(2022年12月末)

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