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「高負荷対応歯付ベルト“Ceptor-X”小ピッチS3M、S5Mタイプ」をテーマに

バンドー化学がウェビナー開催

工業用品 2022-10-31

 バンドー化学は10月26日、「新製品先行配信!高性能な高負荷対応歯付ベルト“Ceptor-X”小ピッチS3M、S5Mタイプ」をテーマにしたウェビナーを開催した。当日は、バンドー化学産業資材事業部技術部伝動ベルト設計グループリーダーの吉見武将氏が登壇し解説した。

ウェビナーの様子


 今回のウェビナーでは、歯付ベルトと張力の重要性について解説した後、新製品である“Ceptor-X”S3MとS5Mの概要を紹介した。

 それによると、伝動ベルトは張力が低いと歯飛びや位置決め精度の低下が生じる。歯飛びが発生するとベルト歯部の損傷や位置ずれがなどの問題が発生するという。一方、張力が高いとベルト摩耗や心線疲労などの不具合が生じる。歯付ベルトの故障は張力不良に起因する場合が多く、使用する場合は、推奨張力で駆動することの重要性を訴えた。

 Ceptor-Xは高剛性、高弾性の構成部材を使用することで、高トルク伝動と高い位置決め精度を実現し、低騒音化とコンパクトな設計にも寄与する高負荷対応歯付ベルト。

 高齢化、労働人口の減少で今後産業用ロボットの需要が高まるなか、同社では、小ピッチの高負荷ベルトに対する顧客ニーズに応えS3M、S5Mを新たに開発した。

 ウェビナーでは、伝動能力、弾性率、歯飛び(スキップ)トルク、位相差・減衰特性、クリーン性について、データを基に従来品とCeptor-Xの性能比較をし、その優れた機能性を説明した。

 Ceptor-X S3M、S5Mを使用することで、伝動容量は1.2倍、ベルト弾性率は1.5倍、スキップトルクも1.5倍、レスポンス性はCeptor-X S3M が34%、S5Mが29%向上するという。

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