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CNT炭素繊維複合化技術の事業化を加速

ニッタ、奈良工場第8工場棟の起工式開催

工業用品 2022-06-16

 ニッタは6月14日、同社奈良工場で第8工場棟の起工式を開催した。当日は石切山靖順ニッタ代表取締役社長をはじめ、同社関係者および設計・施工関係者を含む26人が出席し、郡山八幡神社宮司による神事が執り行われ、建設工事の無地と安全を祈願した。

第8工場棟完成予想図


起工式の様子


 奈良工場第8工場棟は、2023年3月末に竣工、同年6月稼働予定。総工費は6.5億円。同社独自開発のCNT炭素繊維複合化技術である「Namd」(エヌアムド)の事業化に向けた製造用新工場として建設する。

 Namd事業は、同社の中長期経営計画「SHIFT2030」で掲げる『新事業の探索』において、今後拡大が期待されている事業の1つとなっており、スポーツ・レジャー分野で今までにないCNTの優れた性能を具現化できるとして、高い評価を得ている。今後、生産能力の増強により、ユーザーにニーズにタイムリーに応えるべく、事業化の加速を図る。

 なお、第8工場棟は断熱性の高い資材と省電力の設備を優先的に導入し、環境負荷低減を図れる工場とする計画。

 ■第8工場棟概要
 ◇構造=鉄骨造・地上1階建て◇建築面積=約1,040.30平方メートル

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