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生物由来原料を25%以上使用

イノアック、バイオマスオレフィンフォームを開発

工業用品 2022-05-27


 イノアックコーポレーションは、生物由来原料を25%以上配合した国産バイオマスオレフィンフォーム「P・E-ライト AB-100F」の開発に成功したと発表した。

 P・E-ライト AB-100Fは、マイクロプラスチックによる海洋汚染や石油・化石資源の枯渇、廃棄物処理問題などの社会課題に対応するために開発されたもの。

 廃棄物となる生物資源から作られる「バイオマス資源パウダー」を使用しながら、石油由来製品比較すると“セルが粗い”“発泡しにくい”“強度が弱く、品質が安定しない”といった課題を解決。汎用品同等の物性を維持しつつ、CO2排出量を約23%削減可能な製品となっており、バイオマスマーク認定も受けている。

 同社では今後、自動車部品用通函部材や建材バッカー(バックアップ材)、ビート版など、幅広い用途で提案していく。

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