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「知って得する!Vベルト実用選定」テーマに

バンドー化学、ウェビナーを開催

工業用品 2022-03-23

 バンドー化学は3月17日、「知って得する!Vベルト実用選定」をテーマにしたウェビナーを開催。産業資材事業部技術部伝動ベルト設計グループの北野広大氏が講師となり、「一般産業用Vベルトの選定に役立つ知識」について講演し、省スペース、高伝動、省エネ効果を発揮するためのより最適なベルト選定方法を紹介した。

ウェビナーの様子


 ウェビナーでは、①Vベルトの種類とそれぞれの特徴②品種置き換えの提案事例③張力について(張力管理の重要性と管理方法、張力計算と測定方法)④Vベルトから平ベルトへの置き換え?!⑤まとめ――のテーマに沿って解説した。

 ①では、伝達形態の違いから摩擦ベルトと歯付ベルトに大別され、摩擦ベルトには、帆布でカバーした「ラップドベルト」、複数のV溝がある「Vリブドベルト」、側面が露出している「ローエッジベルト」、「平ベルト」などがあると紹介。
 同社では、ホームページ上で「ベルト製品検索サイト」を公開。ユーザーは、求める条件を入力することで最適なベルト製品を検索することができる体制を整えている。

 ②では、現在使用しているベルトを最適な製品に置き換えることで省エネ化、細幅化、省スペース化など、改善できた事例を紹介。どの製品に置き換えたら、どのような効果があったのかなど、具体例や数値などを示しながら解説した。

 ③では、張力管理の重要性について、(1)有効張力が発生することでベルト伝動できる(2)初張力は理論値で、取付時は取付張力を用いる(3)取付張力の過不足はベルト寿命の低下に繋がる――とし、張力管理の方法について、(1)運転開始前は初張力の1.5倍で取付張力を設定する(新品ベルト)(2)運転開始後は初張力の1.3倍で取付張力を設定する(再張り時含む)(3)ベルト取付時は偏りをなくすために手回し・寸動などでベルトを3周回し、張力を均一にしてから張力設定をする――ことが適切な効果を得るために必要だとした。

 張力計算・測定方法について、同社では、バネ式の「テンションメーター」、加速度センサー式の「テンション・マスター」を展開しており、それぞれの測定方法を動画を交えて解説した。

 ④では、平ベルトと蛇行防止デバイス、オートテンショナを組み合わせた究極の伝動ベルトシステム「HFD」(Hyper Flat Drive System)を紹介。同システムは、Vベルトと比べて平均7%の節電効果と約3倍の長寿命化を実現できる。そのほかにメンテナンスフリー、セーフティ、長期間安定したパフォーマンス、静音化、クリーン性などの特徴も併せ持っている。

 最後に、条件に合ったベルトを選定することでさまざまなメリットがあること、ベルトを運用していくうえで、最も重要なことは張力管理であるとアピールした。

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