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高い柔軟性と加工性が特長

イノアックコーポレーション、高性能断熱材「フレキシブルエアロゲル」を量産へ

工業用品 2022-02-09

 イノアックコーポレーションの研究機関イノアック技術研究所(神奈川県秦野市、近藤信郎社長)は、高い柔軟性と加工性をもつ高性能断熱材「フレキシブルエアロゲル」の量産プロセスの開発に成功した。


 近年、脱炭素化社会の実現に向け電力削減に寄与できる断熱材料の需要が拡大している。高性能断熱材の普及には、断熱性能の向上だけでなく成形加工性の付与が課題となっていた。

 これを受けて同社が開発したフレキシブルエアロゲルは、断熱性と柔軟性を両立した新素材。微細な気泡構造を有するポリプロピレン発泡体と、断熱性に優れるシリカエアロゲルを複合化している。今後は量産体制の整備と製造プロセスを合理化し、早期の一般販売を目指す。

 なお、この開発は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が主導するプログラムにおいて、共同研究先である国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で行われた。

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