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2022年3月期第2四半期業績

藤倉コンポジット、純利益は812.3%増

工業用品 2021-11-11

 藤倉コンポジットの2022年3月期第2四半期(2021年4~9月)業績は、売上高が176億4,300万円で前年同期比31.6%増、営業利益が21億9,800万円(前年同期は1億4,300万円の利益)、経常利益が24億8,300万円、純利益が19億4,000万円で同812.3%増だった。

 セグメント別では、産業用資材は売上高が113億9,500万円で同29.4%増、営業利益が9億6,400万円(4,600万円の損失)。工業用品部門は、自動車関連・住宅設備関連ともに世界的な需要回復で国内外で販売が好調に推移し、設備稼働率が大幅に向上したことで増収増益。制御機器部門は、半導体・液晶関連の設備投資が好調を維持し、医療関連も堅調に推移し増収増益となった。

 引布加工品は売上高が19億8,000万円で同1.0%減、営業損失が1,200万円(前年同期は200万円の損失)。引布部門は、自動車および電子関連で回復基調が継続し増収増益。印刷材料部門は、輸出の受注回復と生産体制の見直しにより損失が縮小。加工品部門は電力関連向けが比較的堅調だったが、舶用品の国内市場向けが低迷し減収減益となった。

 スポーツ用品は売上高が40億8,000万円で同68.2%増、営業利益が14億8,900万円で同220.4%増。ゴルフ用カーボンシャフト部門、アウトドア用品部門とも増収増益となった。

 
その他は売上高が1億8,600万円で同6.0%増、営業利益が3,700万円で同5.2%増となった。

通期業績予想を上方修正

 同社は2022年3月期通期業績予想を上方修正した。産業用資材は、工業用品部門で自動車関連・住宅設備関連が、制御機器部門で半導体・液晶および医療関連が好調を維持する見通し。また、スポーツ用品も好調を見込む

 ■2022年3月期通期業績予想
 ◇売上高=352億円(前回予想332億円、増減率6.0%増)◇営業利益=41億円(同30億円、同36.7%増)◇経常利益=44億円(同30億円、同46.7%増)◇純利益=31億円(25億円、同24.0%増)

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