PAGE TOP

段階的に縮小し2024年末に完全撤退

ブリヂストン、コンベヤベルト事業から撤退へ

工業用品 2021-11-01

 ブリヂストンは11月1日、コンベヤベルト事業から撤退すると発表した。段階的な生産・販売縮小を経て、2024 年末の完全撤退を予定している。同事業に携わる従業員については、引き続き同社グループ内での雇用を基本として検討を進めていく。

 続報はこちら→『(続報)ブリヂストン、コンベヤベルト事業から撤退へ』

 同社は多角化事業売上高の約半分を占める化工品事業について、従来から事業環境や社会ニーズの変化に応じた新規参入と撤退を繰り返してきた。コンベヤベルト事業についても、同社グループが持つコア・コンピタンスを活かせる事業であるかや、事業の経済性、ブランド貢献など同社グループ内のシナジーの観点も含め、総合的な検討を重ねてきたが、将来的に経済性を維持しつつ、優位性ある社会価値・顧客価値を提供し続けることはできないと判断し、撤退を決定した。

 コンベヤベルト事業の連結売上高は2020年実績で約112億円。横浜工場(神奈川県横浜市)、ラヨーン工場(タイ・ラヨーン県)に生産拠点を有するほか、化工品技術センター(神奈川県横浜市)に開発拠点を有する。それら拠点と本社を含め、249人(2021年9月末時点)が従事している。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物