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2022年3月期第2四半期業績

豊田合成、営業利益、純利益は3桁の大幅増

工業用品 2021-10-29

 豊田合成の2022年3月期第2四半期(4~9月)業績(IFRS)は、売上収益が3,873億6,300万円で前年同期比25.2%増、営業利益が129億9,100万円で同187.8%増、純利益が90億2,700万円で同162.6%増となった。

 セグメント別にみると、日本は売上収益が1,951億6,800万円で同26.8%増、営業利益が60億6,400万円(前年同期は15億700万円の損失)。売上収益は半導体不足による減販影響はあったものの、前期の新型コロナウイルスによる減産からの生産回復などにより増収。利益も生産回復による増販効果などにより増益となった。

 米州は売上収益が1,132億5,300万円で同31.2%増、営業利益が25億8,300万円で同22.1%減。売上収益は半導体不足による減販影響はあったものの、前期の新型コロナによる減産からの生産回復や円安による為替影響などにより増収。利益は生産回復による増販効果はあったものの、市況の悪化や前期における政府補助金の反動による影響などにより減益となった。

 アジアは売上収益が967億4,600万円で同15.9%増、営業利益が45億2,900万円で同5.1%増。売上収益は中国での半導体不足による減販影響はあったものの、その他地域での生産回復や円安による為替影響などにより増収。利益は生産回復による増販効果などに増益となった。

 欧州・アフリカは売上収益が129億5,900万円で同35.5%増、営業損失が2億2,400万円(同16億500万円の損失)。売上収益は前期の新型コロナによる減産からの生産回復や円安による為替影響などにより増収。利益は生産回復による増販効果などにより損失幅が縮小した。

 製品別に売上収益をみると、ウェザストリップ製品は443億円で同21.8%増、機能部品は684億円で同17.5%増、内外装部品は1,556億円で同36.3%増、セーフティシステム製品は1,188億円で同18.2%増となった。

 通期業績予想を下方修正
 同社は2022年3月期通期業績予想の下方修正を発表した。それによると、第2四半期業績が主要顧客の減産による影響などにより売上収益・利益ともに前回発表予想を下回ったことを受け、通期業績予想も下方修正する。

 ■2022年3月期通期業績予想
 ◇売上収益=8,300億円(前回予想8,400億円、増減率1.2%減)◇営業利益=430億円(同530億円、同18.9%減)◇純利益=270億円(同300億円、同10.0%減)

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