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2022年3月期第2四半期業績

バルカー、シール製品事業は増収増益

工業用品 2021-10-27

 バルカーの2022年3月期第2四半期(2021年4~9月)業績は、売上高が247億4,000万円で前年同期比14.4%増、営業利益が26億9,600万円で同60.0%増、経常利益が28億1,500万円で同59.8%増、純利益が19億1,600万円で同6.3%増となった。

 セグメント別では、シール製品事業は売上高が168億9,400万円で同9.7%増、営業利益が23億500万円で同10.0%増。半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場向けの拡大と自動車など機器市場向けの回復が寄与した。

 機能樹脂製品事業は売上高が65億400万円で同31.8%増、営業利益が4億8,300万円(前年同期は3億3,900万円の損失)。航空機や重電機器など機器市場向けの販売が停滞したものの、半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場向けと高機能化学プラントなどプラント市場向けの需要が大きく回復した。

 シリコンウエハーリサイクル事業他は売上高が13億4,100万円で同3.5%増、営業損失が9,100万円(同6,900万円の損失)。主力事業は堅調だったが、新規事業分野を含むH&S事業の状況が好転しなかったことが響いた。

 通期業績予想を上方修正
 同社は2022年3月期通期業績予想を上方修正した。第2四半期(4~9月)業績は、先端産業市場向けの販売が想定以上の水準になったことに加え、機器市場およびプラント市場向け売り上げも堅調に推移。売上高・各利益ともに設定した水準を上回った。

 
 ■2022年3月期通期業績予想
 ◇売上高=518億円(前回予想485億円、増減率6.8%増)◇営業利益=55億円(同40億円、同37.5%増)◇経常利益=56億円(同40億円、同40.0%増)◇純利益=37億円(同26億円、同42.3%増)

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