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2022年3月期第1四半期業績

三ツ星ベルト、国内ベルト、海外ベルトとも増収増益

工業用品 2021-08-06

 三ツ星ベルトの2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)業績は、売上高が192億6,300万円で前年同期比33.9%増、営業利益が23億1,700万円で同118.5%増、経常利益が26億1,500万円で同116.3%増、純利益が16億5,400万円で同80.9%増となった。

 セグメント別にみると、国内ベルト事業は売上高が70億200万円で同18.8%増、営業利益が20億2,700万円で同66.2%増。

 国内ベルト事業は前年同期と比較して主要顧客の経済活動が回復傾向にあることから、いずれの業界においても需要が回復した。

 自動車用ベルトは、国内メーカーの生産回復に伴い、組み込みライン用が増収となり、一般産業用ベルトは、工作機械やロボット業界向けの需要回復とともに、農業機械向けの補修用需要も好調だったことから増収。また、搬送ベルトは食品業界や物流業界向けがいずれも増加した。一方、合成樹脂素材は前年同期と比較して大口物件が減少し、微減収となった。

 海外ベルト事業は売上高が94億200万円で同62.9%増、営業利益が12億5,000万円で同174.7%増。

 海外ベルト事業も新型コロナウイルスの影響が大きかった前年同期と比較して、アジアや欧米のいずれの地域においても売上高が大きく回復した。

 自動車用ベルトは、米国ではスノーモービルや多用途四輪車向けの需要が大幅に回復し、東南アジア・中国においても二輪車用・四輪車用ともに増収。また、一般産業用ベルトは、主に東南アジアにおいて農業機械向けの需要が前年度の後半より回復傾向が続いたことで増収。また、OA機器用ベルトについても増収となった。

 建設資材事業は売上高が16億400万円で同1.2%減、営業利益が8,400万円で同23.2%減。

 建築部門は改修工事物件の復調により増収となったが、土木部門は廃棄物処分場向けなどの大口工事物件が減少し、全体では前年同期並みとなった。

 エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、金属ナノ粒子を応用した新製品、仕入商品等を含むその他は、売上高が12億5,400万円で同14.3%増、営業利益が7,500万円(前年同期は7,400万円の損失)となった。

 2022年3月期通期業績予想は、売上高700億円で前期比7.9%増、営業利益73億円で同46.9%増、経常利益73億円で同26.8%増、純利益53億円で同30.3%増を見込んでいる。

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