食品向け樹脂ベルトはコロナでも堅調
FOOMA展(食品工業展)でベルトメーカーが新製品・新技術をPR
工業用品 2021-06-07
「FOOMA JAPAN 2021(国際食品工業展)」が6月1~4日、愛知スカイエキスポ(愛知県国際展示場)で開催された。ゴム・樹脂関連企業が多く出展し、食品ユーザーに対して製品や加工技術をピーアールした。特にベルトメーカーは積極的で、各社とも新製品や注力製品を出品し来場者から注目された。
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バンドー化学のブース
バンドー化学は、耳ほつれ防止に対応する新製品「ミスターバンシール」を出品。また粉や油の刷り込みによるベルト収縮を低減した「ミスターLキーパー」を参考出品した。食品ユーザーからのニーズが高い異物混入防止やベルト収縮を防ぐ製品群を展示し新規需要開拓に努めた。
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三ツ星ベルトはコンベヤベルトの管理システムを紹介
三ツ星ベルトは、鏡面、低収縮、耐次亜塩素酸ナトリウムなど多機能を備え、幅広い用途に対応できる新製品を出品。また食品現場のベルトシステム管理を容易にする、コンベヤベルトの管理システムなども展示・紹介した。
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ニッタのブース
ニッタはベルトのほか、食材を優しくつかむことができる「ソフマティックス」を出品。フォルボ・ジークリング・ジャパンは一体成型の食品用ベルト「Fullsan(フルサン)」を参考出品。ハバジット日本は、残留物が付着しづらい新タイプのモジュラーベルト「スーパー・ハイクリーン」を出品した。
樹脂ベルトの需要先別売上高(2020年実績/日本ベルト工業会統計)を見ると、食品分野は全体の36%を占め最大の需要先だ。コロナ禍にあっても食品分野でのベルト製品需要は堅調で、今後さらに需要開拓が見込める分野でもある。
今回のFOOMA展は、緊急事態宣言下での開催だったが、コロナ後を見据えた各社の製品開発の方向性が示されていた。
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