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英国での生産終了を前提

豊田合成、英国子会社が労使交渉を開始

工業用品 2021-05-13

 豊田合成は4月28日、子会社の英国豊田合成(TGUK)の生産終了を前提に同社の労使間での協議を開始すると発表した。

 英国でもカーメーカーの減産および生産終了決定の動きが進み、TGUKとしての事業成長が見込めないと判断したことによるもの。

 豊田合成では将来にわたる持続的な成長を実現するための取り組みを進めており、その一環としてグローバルでの事業の構造改革を実施している。

 欧州では、2019年12月にドイツの自動車部品の生産子会社の株式を譲渡し、主力拠点である豊田合成チェコ(TGCZ)に生産を移管するなど、これまでも事業再編を進めてきたが、今後、欧州事業についてはTGCZを中心に生産性の向上を図り、事業の強化を進めていく。

 ■TGUKの概要
 ◇社名=英国豊田合成◇所在地=ロザラム工場(本社): ロザラム市/スウォンジー工場:スウォンジー市◇設立=1999年4月◇資本金=3,800万ポンド◇株主=豊田合成91.09%、豊田通商8.91%◇代表者=松尾成徳取締役社長◇従業員数=458人(2021年3月末)◇生産品目=ロザラム工場:ウェザストリップ製品/スウォンジー工場:内外装部品

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