ゴム企業含む100社超の実証実績
パトスロゴス、AI外観検査「DEEPS」で自動化に貢献
PR 工業用品 2021-05-10
モノづくりにおいて外観検査は品質を保証する工程として不可欠だ。ゴム・樹脂製品においては成形時に発生する欠けやバリによる不良品、異物の混流を防ぐため、これまで長く経験値を積んだ検査員の育成が課題となってきた。
AIベンチャーであるパトスロゴス(東京都港区、牧野正幸代表取締役CEO)が提案するAI画像解析を使った外観検査システム「DEEPS」は、これまでに製造業100社を超える実証実績を重ね、簡単な画面操作でミクロン単位の欠陥まで検知することができる汎用ソフトウェアとして、ゴム企業含む製造業の自動化とコスト削減に貢献している。

「DEEPS」使用イメージ
10枚の画像からAIモデルを作成
DEEPSは独自のアルゴリズムにより10枚の画像からAIモデルの作成が行える。欠陥検知のための最適なAIモデル作成の手順は、不要検査対象となる画像を取り込み、傷をクリックで特定するだけ。すると、同システムが60個のAIモデルを作成し、その中で最適なモデルを1つ自動抽出する。
微細な傷や異常を学習し、従来の撮像技術では捕えきれなかった光の反射や埃の混入などによる複雑な判定が可能となっており、ゴム製品、ダイカスト製品、金属製品、樹脂製品といった幅広い製品に対応する。

NG検出時のモニター画面
同システムを導入したゴム・樹脂メーカーは、「これまでの外観検査は人海戦術によって全数検査を実施していたが、人の目による検査ではスタッフの高齢化や健康状態に左右される不安があったため、品質レベルを維持することが課題となっていた。また、メーカーとして売上拡大のために新製品を年々増加させる必要があった。DEEPSによる自動化で、今後は入社直後の新人でも、熟練のベテラン検査員でも、同じ品質保証のレベルが保てるようになった」と話す。
「DEEPS」が持つ自動検知機能は、品質保証において精度の高い自動化を実現するとともに、持続可能な戦略的ツールとして不良品の流失とコスト削減に貢献するDX(デジタルトランスフォーメーション)となりそうだ。
オンラインセミナーで実演
パトスロゴスは5月21日からDEEPSの機能を紹介するオンラインセミナー「見つけにくい傷 AIが代わりに検査します」を検査対象となる素材別にゴムをはじめ全4回開催し、デモンストレーションと質疑応答を行う。参加費は無料。
■セミナー概要
<第1回>
日時:5月21日(金)11時~11時40分
素材:ゴム
<第2回>
日時:5月28日(金)11時~11時40分
素材:樹脂
<第3回>
日時:6月4日(金)11時~11時40分
素材:金属
<第4回>
日時:6月11日(金)11時~12時
素材:全般
<共通事項>
開催場所:zoom
参加費:無料
申込ページ:https://www.deeps.pathoslogos.co.jp/event