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高圧水素タンクの開発で

豊田合成、トヨタ自動車から「技術開発賞」

工業用品 2021-03-11

 豊田合成は、トヨタ自動車から「技術開発賞」を受賞した。これは2020年12月に発売した新型MIRAI向けの「高圧水素タンク」の開発が評価されたことによるもの。

 高圧水素タンクは燃料電池自動車(FCV)の主要部品の1つで、水素を高圧(約700気圧)で圧縮して効率的に貯蔵。新型MIRAIはFCVの普及課題となっていた航続距離を延ばすために、従来型MIRAIよりも1本多い3本のタンクを搭載しており、豊田合成は車両後部に搭載される3本目の生産を担っている。

 今回、トヨタ自動車との共同開発においては、タンク外層(耐圧層)の材料や生産方法などの工夫により、耐圧強度を保ちつつ厚みを極小化して内容積を増やし、水素の貯蔵効率を約1割高めた。

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