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タイヤ・ゴム事業の稼ぐ力の再構築等進めていく

ブリヂストン、米国屋根材事業を売却

工業用品 2021-01-07

 ブリヂストンは、米国屋根材事業を売却する。米国グループ会社であるブリヂストン アメリカス(BSAM)の子会社で、商業用屋根材および建築用エンベロープ事業の大手企業であるファイアストン ビルディング プロダクツ(FSBP社)を、建築ソリューション事業をグローバルに展開するラファージュホルシム社(本社:スイス)に売却する。売却価額はFSBP社の企業価値34億ドルに、FSBP社の運転資本等に係る調整を行い確定する。売却は上期中に完了する予定。

 今回の売却は、ブリヂストンが進める中長期事業戦略の一環。同社が2月に発表する中期計画における事業再編、事業ポートフォリオ再編の一翼を担うものになる。売却により同社は、コア事業であるタイヤ・ゴム事業の稼ぐ力の再構築を進め、ソリューション事業への戦略的成長投資を進めていく。

 FSBP社は屋根材をはじめとする建築資材を扱う製造・販売会社で、BSAMが展開する事業の1つ。2020年の売上高は18億ドル、EBITDAは2.7億ドルを見込んでいる。

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