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東京大学と共同で

豊田合成、ゴムの強靭性高める架橋技術を開発

工業用品 2020-12-03

 豊田合成は、東京大学大学院新領域創成科学研究科と共同で合成ゴムの強靭性(衝撃や摩擦などの物理的な力を加えても破断しにくい性質)を高める架橋技術を開発した。

 同技術は、特殊な分子構造を持ち伸縮性に優れる高分子材料(ポリロタキサン:ネックレス構造の高分子材料。伸縮時に環状分子がスライドして内部の応力を分散するため、破断しにくく伸縮性に優れる)を合成ゴム(エチレンプロピレンジエンゴム:EPDM)に化学的に結合する技術で、合成ゴムの強靭性を約6倍に向上できるもの。

 なお、同技術は11月26日から2日間、オンラインで開催された第29回ポリマー材料フォーラムで発表された。

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