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2021年3月期第2四半期業績

櫻護謨、航空・宇宙、工業用品事業は増収減益

工業用品 2020-11-09

 櫻護謨の2021年3月期第2四半期(4~9月)業績は、売上高が35億6,500万円で前年同期比32.1%減、営業損失が1億2,700万円(前年同期は3億1,700万円の利益)、経常損失が1億2,800万円(同2億9,800万円の利益)、純損失が1億7,600万円(同1億8,900万円の利益)だった。

 セグメント別にみると、消防・防災事業は売上高が12億1,600万円で同59.8%減、営業損失が1億4,900万円(同2億9,700万円の利益)。特殊車両の販売増はあったものの、オリンピック向けなどの資機材の案件が大幅に減少したことで減収。利益は利益率の高い案件が減少したことで減益となった。

 航空・宇宙、工業用品事業は売上高が21億1,200万円で同6.5%増、営業利益が1億4,800万円で同19.7%減。航空・宇宙部門では、官需向けエンジン部品や補用品の販売が増加。工業用品では、タンクシールや子会社が取り扱う製造設備用金属加工部品の販売が順調に推移。利益は固定費吸収力の低下が製造原価を上昇させたことで減益となった。

 不動産賃貸事業は売上高が2億3,600万円で同2.7%減、営業利益が6,200万円で同65.4%増。前期第3四半期から事業に組み入れた賃貸不動産による増収効果はあったものの、新型コロナウイルスの影響で商業施設への休業要請に応じたテナントへの賃料減額を実施したことで減収。利益は修繕費が減少したことで増益となった。

 2021年3月期通期業績予想は、売上高98億円で前期比31.7%減、営業利益1億5,700万円で同86.2%減、経常利益1億3,700万円で同87.6%減、純利益8,500万円で同87.4%減を見込んでいる。

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