【新年インタビュー】横浜ゴム大石貴夫取締役専務執行役員MB管掌
高付加価値商品でMB事業を牽引
工業用品 2017-01-17

「2016年は先を見据えた取り組みが着実にできた」と語る横浜ゴムの大石貴夫取締役専務執行役員MB管掌。17年は想定できるマイナス部分を挽回し、増収増益を目指す。
■16年を振り返って
MB事業としては燃料電池自動車に水素を充填するディスペンサー用ホースとして、82Mpaでの水素充填に対応した「ibar HG82」の発表や、カーエアコンの次世代冷媒方式として欧州で普及が進んでいるHFO-1234yfに対応するカーエアコン用ホースとして販売を開始している「AC6B 11」が好評をいただくなど、着実にやるべきことを進めてきた年でした。これらの新製品というのは、18、19、20年と先を見据えた時に、大きな期待を持てる商品だと思います。
またホース配管事業においては、長野工場を1拠点に統合するための新建屋の竣工式も行いました。長野工場はこれまで、ホースと金属継ぎ手のアッセンブリーを行う長野豊丘工場、金属継ぎ手の生産を行う長野高森工場と2拠点に分かれていましたが、長野豊丘工場で新建屋の竣工式を行ったことで、今後、長野高森工場の設備を順次移管していきます。これにより、金具製作からアッセンブリーまでを一貫生産できるようになりました。17年夏頃の移管完了を予定しています。
海外では、マリンホースの生産・販売を行う「ヨコハマ工業品イタリア」が、原油・石油製品の海上移送に使用する「Seaflex(シーフレックス)」ブランドのマリンホースに関して、石油会社国際海事評議会(OCIMF)が制定する「GMPHOM2009」の型式認定を取得しました。これにより、イタリアでの「Seaflex」の生産が可能となりましたので、17年から本格的に出荷していく考えです。
このように、16年は先を見据えたことが着実にできましたので、良い年だったと考えています。
■ホース配管事業
高圧ホースの主需要先である建機業界は、引き続き厳しい状況でした。建機の需要は浮き沈みが激しく変動が大きいため、当社としてはコストをいかに抑制し、体力をつけていくかが重要になります。
また、これからのホース配管事業は、自動車などの用途に向けても積極的に拡販をしていく考えです。もちろん、建機向けの油圧ホースにもこれまで通り積極的に取り組みますが、ホース配管事業をより安定的にしていくためには自動車向けも拡販していくことが重要になってくると思います。
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