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【新年トップインタビュー】フォルボ・ジークリング・ジャパン社長 佐藤守氏

フォルボ・ジークリング・ジャパン、グループ全体で販売力強化厳しい市況だが増収めざす

会員限定 工業用品 2020-01-08

 「今年のキーワードは“いかに販売を伸ばすか”だ」と語るフォルボ・ジークリング・ジャパンの佐藤守社長。世界的に景気が低迷する中で販売を伸ばすことに集中して取り組む、「今年が正念場だ」という。苦しい時にどれだけ頑張れるか。企業の底力が試される時だ。

 ■19年を振り返って
 非常にタフな1年だった。特に販売面では、伸びるべき分野において期待ほど伸びず厳しかった。食品分野では、ベルトを全方位シールした主力製品の「Prosan(プロサン)フルシールHACCPシリーズ」をはじめ戦略製品が伸びた一方で、モジュラーベルト「プロリンク」が食品分野で伸び悩んだ。また、物流分野や一般工業用途は好調だった。結果をよく分析して、今年の販売活動に活かしていきたい。

 ■今後の方針
 19年10月22日に設立50周年感謝の会を開催した。50周年を終え、これからは、100周年へと繋げるためにも、まずは次の10年で成長するために様々なチャレンジしていかなければならないと思っている。チャレンジしなければ、ベルトの製造・販売を行っているメーカーとして生き残れないだろうと強い危機感を感じている。

 一般的に、『日本は生産性が低い』と言われているが、当社としても、いかに生産性を上げていくかということが一番の課題と理解している。工場での生産体制の見直しやサプライチェーンの改善も含めて、もっと高度化していく必要があるだろう。50周年を境に、今後どうしていくかを、社員全員で議論し、方向づけていきたい。

 グローバルカンパニーにありがちなことだが、

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