【特集】ゴム・樹脂ホース
ユーシー産業、空調一般工事店向けが10%増
工業用品 2019-09-26
ユーシー産業の19年度上期(1-6月)売上高は前年同期比1%増、予算対比は5%減となった。

「エバフリーBFP型」、左からΦ30、Φ40、Φ50
空調一般工事店向けは、昨年の猛暑を教訓に早期から市場の荷動きが活発だったことで同10%増加。しかし梅雨が長かったため、その後販売が急減した。梅雨明け後の猛暑で再度荷動きが出たものの回復には至らなかった。
特定ユーザー向け断熱材付ホースは同7%増加した。一方、昨年は特需で大幅に増加したDIY向けホースは、その反動により減少し、例年並みの販売水準となった。また上期に予定していた案件が下期と来期に工期がずれたため、予算を下回る結果となった。
下期は上期に引き続き予算割れだが、前年同期比1%増収の見込み。通期も1%増収の見込みで「売上高は前期並みだが、昨年末からの値上げ効果で収益面は改善され増益を見込んでいる」(永𠮷昭二社長)。
空調機器については、各自治体が推進している学校空調整備事業に加え、近年の猛暑による東北・北海道地域での普及により、今後需要拡大を見込んでいる。
国内生産拠点である鳥取工場は、人手確保に苦慮していたが「待遇改善により人員的に安定してきた。しかし大幅に人件費比率が上がったため、今後、自動化・合理化が必須の課題」(同)としている。また中国協力工場から輸入していた商材の一部を、鳥取工場で内製化することで収益向上をはかっていく。
営業面については、名古屋支店を増員し中部・北陸エリアの販売を強化したことで、自社ブランドの売上高が拡大した。
製品面では、断熱ドレンホース「NDHシリーズ」の仕様を年内に変更し、利便性を高めながらコストアップさせずに性能を向上させる。付属部品も追加することで拡販をはかっていく。
建築・建設向けエバフリーシリーズについては、認知度の向上と販路確保により出荷量が増加しており、今後主力製品に育成していく方針だ。
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