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19年3月期業績

オカモト、生活用品は増収増益

工業用品 2019-05-09

 オカモトが5月9日に発表した19年3月期業績は、売上高が937億4,400万円で前期比4.1%増、営業利益が86億7,800万円で同14.5%減、経常利益が100億400万円で同8.4%減、純利益が64億2,000万円で同5.9%減となった。

 セグメント別にみると、産業用製品は売上高が602億3,100万円で同4.9%増、営業利益が38億3,800万円で同28.0%減。産業用製品のうち、フレキシブルコンテナは石油化学メーカー向け需要が堅調に推移したことで増収。自動車内装材は北米および中国で市況悪化の影響があったものの、新規受注獲得により大幅増収。食品衛生用品は業務用ラップは増収となったものの、業務用手袋は取り扱い商品の絞り込みを行ったことで減収となった。

 生活用品は売上高が332億8,200万円で同3.0%増、営業利益が65億6,300万円で同2.8%増。生活用品のうち、コンドームは国内市場は薄物商品が堅調に推移し増収。また、海外向けも好調で大幅増収。手袋はクリーンルーム向けや理美容向けが堅調だったものの、その他用途向けが苦戦し減収となった。

 物流受託事業および太陽光発電事業を含むその他は売上高が39億1,100万円で同6.4%増、営業利益が3億6,000万円で同26.6%増となった。

 20年3月期業績予想は、売上高が950億円で前期比1.3%増、営業利益が82億円で同5.5%減、経常利益が91億円で同9.0%減、純利益が56億円で同12.8%減を計画している。

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