18年3月期業績
バンドー化学、自動車部品が増収増益
工業用品 2018-05-15
バンドー化学が5月11日に発表した18年3月期業績は、売上高が912億6,300万円で前期比3.3%増、営業利益が63億3,600万円で同7.5%増、経常利益が65億9,800万円で同0.4%増、純利益が47億9,500万円で同3.1%減となった。
自動車部品事業は売上高が417億100万円で同3.4%増、営業利益が32億6,300万円で同11.1%増。国内は補機駆動用伝動ベルトの販売は増加したが、顧客の海外現地調達化の影響もあり補機駆動用伝動システム製品の販売が減少した。
海外は主要顧客の生産台数減により中国で販売が減少。アジア地域は補機駆動用伝動ベルト、補機駆動用伝動システム製品、スクーター用変速ベルトなどの販売が増加した。
産業資材事業は売上高が323億6,900万円で同2.9%増、営業利益が19億700万円で同4.2%減。一般産業用伝動ベルトは、中国で農業機械用の販売が減少したが、アセアン地域、米国、欧州は農機用、産業機械用の販売が増加した。国内は、ロボットをはじめとした民間設備投資が増加したことで、産業機械用伝動ベルトとプーリが増加した。運搬ベルトは、国内の石炭火力発電所向けなどの案件が減少したことで、コンベヤベルトの販売が減少した。
高機能エラストマー製品事業は売上高が151億6,000万円で同1.7%増、営業利益が4億2,900万円で同46.0%増。高機能フイルム製品は、工業用と医療用は減少したが、用途開拓を進めている自動車・二輪車外装フイルムの販売が増加した。精密機能部品は、OA機器メーカーの増産により高機能ローラとブレードの販売が増加した。
19年3月期業績は、売上高が940億円で前期比3.0%増、営業利益が65億円で同2.6%増、経常利益が70億円で同6.1%増、純利益が50億円で同4.3%増の予想。
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