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大口需要先である食品や物流産業の活況で拡大

樹脂ベルトが好調、生産・出荷とも増加

工業用品 2018-04-09

 樹脂ベルトの生産・出荷が好調だ。日本ベルト工業会がまとめた統計によると2017年の生産量は前年比10%増、出荷額は同7%増と、食品や物流産業向け需要が旺盛だったことで、前年実績を大きく上回った。アマゾンに代表されるネット通販の拡大で大型物流倉庫の建設が活発なうえ、食品の安全・衛生に関わる需要を取り込んだことで、物流・食品向け樹脂ベルトの販売が拡大した。一方のゴムコンベヤベルトは、資源国向け需要は未だ低調だが、内需は回復基調にあり、生産・出荷とも前年並みで推移している。

 樹脂ベルト需要のピークはリーマン・ショック前の2008年で年産121万平方メートルだった。その後、生産量は落ち込んだが、2017年は120万平方メートルとリーマン前と同水準まで回復した。近年の需要回復の背景として上げられるのが食品・物流市場での需要拡大。

 食品産業は樹脂ベルト国内出荷額の35%を占める最大需要先で、食の安全・衛生を求める消費者ニーズに対応し、異物混入を防ぐ耳ホツレ防止や抗菌・防カビ、洗浄性向上など機能性を付加することで需要喚起をはかってきた。コンビニがおにぎりや惣菜の品揃えを充実させたことで発展した中食産業向け製品の開発も需要の掘り起こしにつながった。

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